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フェラーリ F40 スピードメーター解析と修理 その1


スーパーカー、スポーツカー専門ECU修理 HEART Inc.

ざっくり言うと…

  • Veglia Borlettiの電気式メーターは何タイプかある
  • アルファロメオSZ(ES30)、フェラーリ308、328、BB、288GTO、F40はタイプが同じ
  • 見た目は同じメーターでも、いくつかの仕様の違いがある

前ページより

フェラーリF40は、1987年に発表された、創始者エンツォ・フェラーリ自身が企画した最後のフェラーリです。
通常の量産車とは違い、最初から限定生産車としてラインナップされましたが、前の限定生産車「288GTO」のような投機的価格高騰を避けるため、最終的には1992年まで1311台が製造されました。

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今回は、そんな貴重なF40でスポーツドライビングや長距離ドライブを楽しんでおられる、言わば本物のTifosiからの直接のご依頼です。
以前よりスピードメーターの動作がおかしかったが、突然速度計の針が動かなくなったとの事。何件か修理を依頼しても、修理自体を断られたり、修理はされても車体に装着しても動作せず、困ってウチにご相談いただきました。

ごくわずかしか動かないスピードメーター

まずは現在の状態を把握するため、メーターを取り外す前に動画を撮って不具合を確認します。


撮影のために運転の邪魔をしてすいませんでしたw
でも、このように不具合状態を修理前に確認することはものすごく重要なんです。

なるほど、確かに針が動いていませんね。でも、距離計はオド、トリップともごくわずかですが動いています。
つまり、スピード信号は受けている、と言う事です。

フェラーリは308の時代、つまり1970年代中盤にはスピード信号は電気式になっています。
当然ながらセンサーがトランスミッション部に付いていますが、それも、コイルを使った「パッシブセンサー」ではなく、12Vをユニットに印加してセンサー信号を増幅している「アクティブセンサー」を採用しています。
メーターやECUなど、電子回路の入ったユニットは、ほとんどの場合その故障状態を目で確認することができません。したがって、ユニットが悪いと修理を開始する前に入力信号がちゃんと入っているか?ユニットに入るセンサーや信号が入っているかを確認することはものすごく重要になり、かつ修理時間と修理代に直接影響します。

通常、フェラーリの電気式スピードメーターの修理の場合は、スピードメーターと一緒にスピードセンサーユニットもお送りいただき、両方の状態を確認する必要がありますので、お問い合わせの際はスピードセンサーの状態もお知らせください。

さてさて、明確にメーター自体が不具合を起こしていると言う事がわかったので、車体からメーターを外します。

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次回はメーターの構造から回路基板に至る内部を丸裸にして、解析をしていきましょう。

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フェラーリ, マセラティ, ランボルギーニ, ロータス専門
ECU, コンピューター, メーター, 特殊電装品・電子回路製品 修理, リビルト
解析再構築, オリジナル電子回路設計・開発
HEART Inc.

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Published inF40フェラーリメーター技術故障解析修理

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