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ロータスエリーゼ(Lotus Elise)スピードメーター故障と解析 その1



スーパーカー、スポーツカー専門ECU修理 HEART Inc.

ざっくり言うと…

  • ロータス エリーゼ/エキシージのメーターがよく壊れるらしい。
  • 修理するところが無くて皆困っている
  • どうもスピードメーターセンサーが原因だけではない。

ちょこちょこと顔を出している修理工場で知り合ったお友達と話をしていると、お互いに元メーカー勤務という共通点があることに気がつきました。
彼は自動車メーカーでエンジン関連の設計を、ぼくはいくつかの電機メーカーでいろんな電子製品の設計。
全く分野は違えど、技術者ってのは性格的にも共通点が多いです。緻密な仕事ですからね。

話の中で、「ロータスのメーター系が片っ端から壊れて、どこでも直せなくてあちこちで困っている」なんてことを聞きました。
更に聞くと、STACKというレース用で有名なメーターメーカーがロータスに純正品として提供しているものが特にダメで、デッドストックの新品なんかあろうものなら10倍近いプレミアがついて、70万円とかになっているという事。
めめめメーター1個でななじゅうまんえんんん!?
まぁフェラーリならさもありなんw
メーターが壊れると走行距離もわからないし、何しろ車検に通らない。仕方なく社外品をメーターパネルの外側に付けたり、純正を外してパネル製作までして社外品を取り付ける人が続出してるらしい。
よし、んじゃどんなもんなのか、解析してみましょう!

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’99 Lotus Elise S1 (111)

ボディは全てFRP製、いわばプラスチック製です。回路設計者用語で「ガラエポ」製w
なので車体からの応力が一切かかりません。レーシングカーと同じ、空力と形だけなんですね。
更にシャシーはオールアルミのバスタブ形状で、溶接ではなく接着剤でくっつけてあります。この技術は航空機製造で培われた技術で、自動車としては量産車で初めて採用された技術でした。こういうところはさすがレーシングカーメーカー。
エンジンは何の変哲も無い1800ccの4気筒ですが、車重がたった690kgしかないんです。

ピンと来ませんか?
現時点(2015年)で最も軽い軽自動車のスズキアルトが700kgです。軽の排気量は660cc。それに対してエリーゼは1800cc、2.7倍の排気量があるんですね。どういう事になるか、想像つきますね?w

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高額なオシロスコープを持ち込んで波形チェック!
イギリス車は右ハンドルですよw

友達の家に行くと、すでにエリーゼはリジットジャッキ、通称「ウマ」の上に鎮座しております。
動かないスピードメーターがメーター自身に不具合があるのか、それとも車体からの信号に不具合があるのか、測定器を持ち込んで切り分けをしよう、って魂胆です。
この頃はまだハンディタイプのオシロスコープを持っていなかったので、新車の軽が買えるほどの価格の測定器を持ち込みましたw こわっ!

果たしてメーターにはスピードセンサーの信号が、何の加工も制御もされずそのままメーターに入ってることがわかりました。
メーターを外せばイモビライザーが効いてエンジンかからず速度センサーが測れないし、付けてエンジンかければハーネスに割り込ませて信号測らなきゃならないし、あーメンドクセー!w

Elise speedsensor
左後輪のアップライトにあるスピードセンサー

一応アナログ信号は出ているし、まぁ動いているって事か…
センサーは取り替えているはずだから、センサーに問題は無いはず。

ん?でもギターと同じ単なるピックアップコイルだよね?
なんかインピーダンスの数値が高いけど、それで動かないってことも無いはずだから、まぁいっか!

というわけで、車体とECU側には問題が無さそうで、こりゃやっぱメーターが故障か?って事で、持ち帰って解析することにしました。

その2に続きます。お楽しみに~!w

フェラーリ, マセラティ, ランボルギーニ, ロータス専門
ECU, コンピューター, メーター, 特殊電装品・電子回路製品 修理, リビルト
解析再構築, オリジナル電子回路設計・開発
HEART Inc.


Published inメーターロータス自動車部品解析修理

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